私がブログをはじめた理由
7年ほど前、フリー素材配布サイトをつくっていたのですが、公開した2日後には数アクセスがありました。
あの頃はまだフリー素材サイトが少なく、個人サイトでも検索の上位に表示されることが多かったです。
今では大手フリー素材サイトが軒を連ねていて、まとめサイトでどんどん紹介されるので、個人サイトが検索エンジンで上位を狙うのは難しくなってきたように感じます。
知りたいことも、検索結果の1〜2ページ目に表示されるサイトでだいたいのことは解決しますし、面白いことを思いついてももう誰かが実行している時代ですよね。
そんな中サイトを作ってみたところでなかなか人の目につかず、ひっそりと存在しているか埋もれてゆくサイトが多いと思います。
それでも、何か自分から情報を発信したい!と考えている人はFacebookやTwitter、YouTubeやニコニコ動画、ここ数年ならInstagramに投稿しているかと思います。
そういった大手なら人目につく可能性も高く、超簡単にコンテンツを発信できるので、今さら自分で時間をかけてサイトやブログを作る人は少ないのかもしれません。
なのになんで、私はブログを選んだのか。
個人的な認識ですが、FacebookやTwitterではコミュニケーション能力が高く、変化に富んだ日常を発信できる人が向いていると思います。
YouTubeやニコニコ動画では、環境や設備が整っていて経済的に余裕のある人が向いているように感じます。
Instagramは流行に敏感な人、クックパッドは料理の知識が豊富で環境が整っている人などなど。
・・・全部私には向いていません(笑)。
でも、情報を見る側ではなく、発信する側になってみたい!という思いで、必死で自分に向いている方法を考えました。
結果、ハンドメイドやイラストしかないなと思い至ったのですが、ハンドメイド作品を売るのは面倒だし、イラストはpixivに投稿してもすぐ埋もれちゃうだろうと考え、結局なんでもありなブログにしたのでした。
オリジナルコンテンツとは、一体なんぞや?
このブログを公開して2日、7年前とは違い一向にアクセスがありませんでした・・・。
あれれ?と思いつつ調べてみると、いろんなところで「こんなにサイトがあふれている時代にサイトを見てもらいたいのなら、オリジナルコンテンツを作成せよ!!」と書かれていました。
’オリジナルコンテンツ’と聞いて「たぶんこんな感じかなー?」という、もやっとしたイメージはあるもののピンときません。
そこで’オリジナル’という言葉の意味を調べてみたのですが、ある言葉を見てストンと納得できました。
’オリジナルコンテンツ’とは、'元ネタ'のことである。(極端にいえば。)
誰かのサイトを見て感想を書いたのなら、その感想の元ネタは誰かのサイトにある。
その感想が自分以外の誰にも書くことができないものなら、その誰かのサイトを見て書いた感想も元ネタとなる。
でも、誰かのサイトを見て書いた感想の元ネタは誰かのサイトにあるということ。
つまり、純粋な元ネタは誰かのサイトにあるということ。
こう考えた時に、オリジナルコンテンツとか無理じゃね?と思いました。
だって、「私がブログをはじめた理由」にも書きましたが、面白いことを思いついてももう誰かが実行している時代ですよ。
検索したら、自分が考えるよりすごいモノがもう既にあることを知ってションボリする時代ですよ。
むしろ、自分が思いつかないようなことを誰かがしているのを見てすげー!と感動する時代ですよ。
そんな時代に、オリジナルとかもう無理でしょ・・・どんだけ頑張ってもネタがかぶるわ(ショボーン)。
そこで、いろいろ考えました。
オリジナルコンテンツをつくる方法(作り方ときっかけ)
「そもそも、楽な方法なんてありません。」
これが結論ですが、私ならその言葉を見た時にいつもあきらめてしまいます(笑)。・・・がしかし、今回はちょっと試してみたいことがあったので、頑張って続けてみました。
その試してみたいこととは、この方法でオリジナルコンテンツがつくれるのでは?と思いついたことがあったからです。
今から書いていく方法は、なんら目新しいものではありません。
昔から言われている方法そのものです(たぶん)。
また、いつも私がオリジナルコンテンツをつくる時に無意識でやっていることになります。
- まずはじめに、自分の得意なことは何かを考えてください。
もし、これなら誰にも負けない自信がある!といったものがあるのなら、その分野に特化したコンテンツを作れば良いだけの話ですが、そういった自信のある人はなかなか少ないと思います(私もその一人です)。自分の得意なことを見つけるきっかけになるのは、人と比べて比較的得意なことを考えるのではなく、自分がどんな分野のどんな人間になりたいのか(憧れているのか)を考えることだと思います。(※憧れているだけで、なっている必要はありません。)
これは小さい頃から、職業選択をする際にいつも言われることですね(笑)。でもこういった興味のある分野は、(自分の中で比較すると)無意識のうちに取り入れてきた知識が多いはずです。
- 次に、ひたすら検索して興味があるサイトは全て目を通してください。
その際、- 自分はそのサイトの何に興味がわいたのか
- 内容には満足できたのか
- 気がついたこと(物足りないこと)はあったのか
- 最後に、周りの目を気にせず素直に自分ならこう思う(こうする)と考えてください。
無理なら、もっとこうしてほしかった、こんな感じならよかったと考えるだけでも良いです。
そこに、オリジナルコンテンツの要素があると私は考えます。
私なりのオリジナルコンテンツ
私の場合「よくある話や内容だけど、私が語るとどうなるのか」と考えて記事を書いています。
もちろん、どこにでもある(もっときちんと書かれているサイトがある)話や内容なので、今まで書いてきた記事は誰にも閲覧されていません(笑)。
でも、「数年あれば奇跡的に誰かの目に留まって、参考になったり、暇つぶしになるかもしれない」と思って書いています。
では、今回はじめてアクセスがあったページとはどんなページなのか。
それは、「超かんたん!ペーパーダイヤモンドの作り方(展開図ダウンロード)」という、無くても良いけど、あったら良いもの。でも、面倒くさくて(利益や見返りが無いから)誰もつくらないものがあるページでした。
これが、私のオリジナルコンテンツをつくる方法を思いつき、実行して結果が出たページになります。
きっかけは(ブログのコンテンツ作りに)「何かお金をかけずに作れるハンドメイド作品は無いものか」と考えていた時に、まとめサイトや動画で「折り紙でつくるダイヤモンド」というものがあると知ったことでした。
もともと図形を書くのが好きだったので「折り紙ではなく丈夫な紙で作って、入れ物にできないかな?」と考え、展開図を作成することにしました。
むかーし購入した方眼紙に、書いては組み立て、組み立てては解体しを繰り返していくつか展開図を作成しました。
初めはつくったものを紹介するだけにしようと考えていたのですが、検索してみると「紙で作る宝石」に関するサイトはたくさん出てくるのに、肝心の作り方(展開図もしくは型紙)がほとんどありませんでした。
しかも、一番検索されているであろう「ペーパーダイヤモンド」に至っては、展開図を公開しているのは海外の1サイトだけでした。
そこで自分用に作っていた展開図を、学生の頃に購入した古いIllustratorとPhotoshopできちんと作りなおして、公開しました。
で、公開した翌々日にアクセスがあったという訳です。
「オリジナルコンテンツをつくる方法」を、無意識(意識はしているけど無理をしていない状態)でおこなっていたからかな?と自分では思っています。
これはよく常にアンテナを張っている状態と言う言葉で表現されていますが、まさにその通りだと思います。